インプラントって高いけど実はコスパも高い！？

皆さまこんにちは。
インプラントブログでは、インプラントに関わる疑問やお悩みを解決できるような記事を更新できるようにしてきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。

今回は、よく患者様からご相談があるインプラント治療の費用についてです。
「インプラント治療ってなんでそんなに高いの？」「保険治療が効かないのはなぜ？」などといった疑問を元に、インプラント治療を検討中の方向けになぜ高額であるのか、実はコスパも高いなんてことをお伝えできればと思います。

【目次】

そもそもインプラント治療はなぜ高いのか？
インプラント治療の相場ってどれくらい？
他の治療方法との費用の違いは？
結果インプラント治療のコスパが高い理由（まとめ）

そもそもインプラント治療はなぜ高いのか？

そもそも保険内治療が基本的には適用されませんので自由診療の治療です。※特例事故や、生まれつきアゴの骨が少ないなどの症例の場合保険が適用されることがあります。
ちなみにすべての症例を保険適用してしまうと国全体で膨大な負担になりますので、保険制度自体が崩壊してしまうかもしれませんね。
自由診療ということは、俗にいう3割負担ではなく10割負担であることや、それぞれの歯科医院ごとに値段設定ができるため高額な費用になります。
また、インプラント治療では外科手術を行う必要があります。手術を成功させるために事前の診断や検査の時間やコスト、手術中の器具や検査器具のコスト、減菌や感染予防のための設備コスト、また手術には高度な技術が伴うためそれまでに培ってきた時間や労力のコストなど、さまざまなコストがかかります。
実際に当院のインプラント費用の内訳を見ていただくとわかりやすいかと思います。

当院で奥歯にインプラントを1本埋入した場合の費用

インプラント体　：　200,000円
上部構造（人口歯、被せ物）　：　150,000円
ガイド装置　：　50,000円
費用総額　：　400,000円（税別）

※手術内容によります。

上記のようにインプラント本体の料金自体が高いことが分かります。
メーカーにより料金はさまざまですが、5万～10万くらいの安価なメーカーや
20万～30万くらいするブランドメーカーまであります。
安心の実績がある信頼のできるメーカーのインプラントを選んでいる歯科医院の場合
料金が高くなる傾向にあります。

そもそもなぜ高いのかをまとめると、
自由診療のため保険適用がされず、インプラント本体の料金が高額である。また外科手術を行うための時間やさまざまなコストがかかるからです。

インプラント治療の相場ってどれくらい？

インプラント治療は、自由診療になるので費用は歯科医院によってさまざまです。それでは一体、相場はどれくらいになるのでしょうか。
最近では、格安のインプラントメーカーを使用した、15万（1本）なんていうのも出てきております。
費用幅でいうと、15万～55万くらいだと思います。また都市部では料金設定が比較的高い傾向にあります。
独自調べにはなりますが、インプラント1本あたりの治療費用は、30万～40万が相場なのではないでしょうか。

安い高いなどございますが料金ではなく、インプラント選びに失敗しないためにはより信頼できる歯科医院とより信頼できるメーカーを選ぶことが大切だと考えています。

他の治療方法との費用の違いは？

病気や事故などで歯を失った場合の治療の選択肢としてブリッジ、インプラント、入れ歯が挙げられます。インプラントは他の治療と比べると寿命が長いと言われています。長期的に見たコストパフォーマンスが高いのではないかと考えられます。治療後のメンテナンス次第によりますが10年～15年持つといわれています。入れ歯はメンテナンス次第ですが3年～5年、ブリッジは7年～8年の寿命といわれています。長持ちする視点だけ見るとインプラントが一番です。

次に、費用の面で見ていきましょう。保険適用がされないインプラントは、約40万円、入れ歯は物によりますが約１万円、ブリッジは保険適用のもので約2万円になります。単純に価格だけみると入れ歯が一番低いです。それぞれ保険適用のもの、自由診療（素材が良いもの）などによって使用感や寿命なども変わってくるかと思います。

使用感や装着した時の違和感という面はどうでしょう。　インプラントは自分の歯のようにしっかりかむことができ違和感はほぼ無いです。ブリッジや入れ歯は使用している素材や物にもよりますが、保険適用のものだと違和感が出やすいです。

インプラント治療は選択肢の1つです。食事を楽しく生活を楽しく人生の質をより高くするのであれば最も良い方法ではないでしょうか。

インプラント治療のコスパが高い理由（まとめ）

結論、長期的なコストパフォーマンスを考えるとインプラント治療が最も優れていると考えます。
先程までは、費用面や相場、使用感についてお伝えしてきました。特に若い方で、高齢になるまで自分の歯を残せるだろうかと考えている方。インプラント治療では周囲の歯や歯茎にかける負担が少なく済みますので、さらに他の歯を失うリスクは低い傾向にあります。

周囲への歯の負担（歯を1本失った際の修復治療）

インプラント：　負担が少ない
ブリッジ※保険治療：　負担がとても多い（両端の歯を削る必要がある。）
部分入れ歯※保険治療：　負担が多い（場合によって歯を削る。）

このようにインプラント治療では、治療による歯を失うリスクが低く、それによる治療費も少なくなり、最終的に自分の歯が残る確率が一番高いと考えられます。
インプラントを商品のように例えてしまうのはあまり好きではありませんが、価格に見合う価値という面でコストパフォーマンスが高いでしょう。

治療を迷われている方は、ぜひ一度信頼のできる歯科医師や専門家に相談するのがベストだと思います。